昨日、株式会社メタップスが「時間」を10秒単位でリアルタイムに売買できる時間取引所「タイムバンク」を開設すると発表しました。
合わせて、自分の時間の発行(販売)を希望する「専門家」の事前募集も開始されました。
時間を売買するというと少し意味がわからないと思う人もいるかもしれませんが、メタップスのプレスリリースによると以下のような認識だそうです。
1)時間を買う:興味のある専門家が発行(販売)する時間を購入できます。
2)時間を使う:購入した時間は指定された用途で使用することができます。
3)時間を売る:買ったけど使わない時間は欲しい人に売ることができます。
4)時間を持つ:時間発行者を長期的に応援したい場合は時間を持ち続けることもできます。
上記の通り、自分の時間を株式会社のように発行してそれを売買できる仕組みのようです。
先日、自分の価値を売買する『VALU』を紹介しましたが、今回のタイムバンクは、個人の時間を売買するという考え方があり、そこに若干の違いがありそうです。
先日のVALUや今回のタイムバンクのように、これからは個人の価値がますます可視化される時代になってきます。
そして個人としての価値(専門性)を持っている人ほど、市場価値が上がり、このようなサービスから収益を得られるようになるのだと思います。
そう考えると、これからは個人として、どのように市場価値を上げていけるかを考えておかなければなりませんね。
タイムバンクでは、下記の『時間発行申請URL』で、時間発行者(販売者)の事前募集を開始しているようですが、オンライン上の影響力をスコア化して、『一定のスコア以上の方』を対象に時間の発行(販売)を申請できる仕組みを採用しているようです。
時間発行申請URL:http://score.timebank.jp/
具体的には、Facebook、Twitter、YouTube(Instagramは現在準備中)でアカウント連携をすると、システムが自動的にオンライン上の影響力を計算して、個人のスコア(偏差値のようなもの?)が算出されます。
影響力スコアが一定以上の場合は申請が可能となりますが、それ以外の方は申請ができず時間発行者にはなれない仕組みになっています。
こういったところからも今後は『SNSを活用した個人の市場価値を高める努力』が必要なのかもしれません。
今後はこのように個人の価値や時間を売買するサービスがたくさん出てくるようになると思います。
その中で自分が傍観者になるのではなく、自分もその輪の中にいることはとても重要になってきそうですね。