仕事においては、完璧を求めるべきところと、完璧を求めるべきではないところがあると思っています。医療システム、自動運転システムなど、人の命に関わるようなシステムであれば、完璧を求める事のメリットは大いにあります。それはコストがかかっても、求めるべき点であると言えます。ただ、世の中には、このように完璧を追い求める事で、デメリットになる事も多くあります。
例えば提案資料を作っていて、ある程度、良い資料が出来たとします。ただ、改善点は上げればキリがありませんが、その改善点を全て対応したところで、その時間やコストに見合ったものができるのかは疑問です。その時間をかけた事により、提案が通る、通らないが大きく変わるのかどうか。。正直、大きく変わらないのであれば、大幅に時間をかけて改善すべきではないと言えるでしょう。
それよりも、最も低コストで時間を抑えた形で、最大限の良いものを出す事の（生産性の高い仕事をする）方がよほど大切な場合が多いです。完璧主義に陥ると、本人は仕事をやった感（自己満足感）があるかもしれませんが、結局それは時間と労力を無駄にしてしまっている場合も多く、周りの人からすればメリットがあるとは言えないと思います。
常に仕事では、費用対効果を考え、その上で、どこまでの品質を求めるのかを意識しておきたいものですね。