最近は企業の中でも、リモートワークがOKとなっている会社もあるようで、徐々にリモートワークという働き方が増えてきているかと思います。
リモートワークになれば『毎日の満員電車に悩まされる事もなく、自分のリズムで仕事ができる。』このように、場所を問わず、好きな場所で仕事ができるというメリットがある為、リモートワークを希望する人も多いと思います。
ただ、リモートワークは上記のようなプラス面がある反面、気をつけなければならない点があります。
それはリモートワークになると、『今まで以上に過程ではなく、成果で仕事を評価される。』という事です。
つまり一生懸命頑張っていようが、成果が出なければ仕事をしたと認められなくなるのです。
もちろんリモートワークでなくても、『成果で評価される』というのはビジネスである以上、当然の事だとは思います。
ただ、これまでの日本企業では『あいつはやる気がある。』『あいつは何事にも前向きに取り組む。』といった『仕事に対する意識・姿勢』が暗黙のうちに評価されるような部分も少なからずあったように思います。
また同じ場所で仕事をしているとそのような部分が見えやすくなる為、前向きに仕事をしていると評価されやすいという傾向もありました。
それがリモートワークになれば、話は変わってきます。
リモートワークではみんなが同じ場所で仕事をしているわけではない為、その人が前向きに仕事をしているのか、やる気があるのかなどは判断がつきにくくなります。
その代わりに、その人が納期通りに品質の高い仕事をしているかどうかが明確になり、その点が評価対象となります。
極端な言い方をすれば、『リモートワーク = 成果が全て』と言えるかもしれません。
どんなに頑張っていようとも成果が出なければ、『仕事をしていない』と言われても反論のしようがありません。
リモートワークとは自由に働ける反面、そうした責任も併せ持った制度だと言えますね。
とは言え、リモートワークは『働き方改革』と言えるほど、メリットが多い事も事実です。
リモートワーク時代に向けて、今のうちから仕事に対して、過程ではなく、成果を出す意識をしっかりと持っておく必要がありそうです。