仕事をしていると、チームで提案資料などを作る事がありますね。
その際、作成された資料をレビューするという立場になる事もあるかと思います。
そんなレビューをする立場になった時に、
『その提案書は根拠が明確ではない。』
『その提案書は◯◯の部分が考慮されていない。』
『その提案書はわかりづらい。』
このような批判や指摘、指導をする事もあるかと思います。
もちろん色々な意見を出す事は重要なのでこういった指摘は大切なのですが、ここでひとつ気をつけなければならない点があります。
それは、
『では、どのようにすればよいか?』
をきちんと伝えずに、ただ批判・指摘してしまうことです。
批判や指摘するだけなら誰でもできますが、それでは物事は改善しません。
批判や指摘だけでは良い成果は生まれないと言っても良いかと思います。
大切なのが『代替案』です。
現状がダメだというのであれば、『どのようにすべき』という代替案を合わせて言えるというのはビジネスパーソンとして最低限必要な事だと言えます。
『代替案』をいうことで今の状態とどちらが良いかを比較する事ができますし、議論も建設的になるかと思います。
代替案のない批判や指摘では、批判や指摘される人だけが卑屈になるだけで、成果も出ずに、何の為にレビュー(議論)をしているのかがわかりません。
ですので、代替案(改善案)をしっかりと持った上で批判、指摘する事を常に意識しておく事が必要ですね。
批判や指摘というのは簡単なので、ついついそれだけを行ってしまいがちですが、『代替案』という武器を持った上で建設的な議論をしていけるようになりたいものですね。