仕事をしていて周りを見渡してみると、仕事がどんどん溜まる人と仕事をどんどん片付けてしまう人がいると思います。
仕事が溜まる人というのは、決してサボっているわけではなく、常に一生懸命仕事をしているのですが、気づいたら仕事が溜まっています。
仕事をどんどん片付けてしまう人は、そんなにアタフタしているわけではないのに、いつの間にか仕事が片付いているという事が多いと思います。
このような人たちの仕事の違いはどのようなものなのでしょうか。
実はちょっとした仕事の仕方に理由があるのだと思います。
仕事をどんどん片付ける人は、仕事が発生したらすぐに動きます。
つまり初動が早いのですね。
メールする。資料を作る。打ち合わせの調整をする。
など、全ての初動が早く先に手を打ちます。
ところが仕事が溜まる人は、いったんその仕事を置いてしまい、後でやろうとします。
結果、後から別の仕事などが入ってしまい、手が付けられなくなり、仕事が溜まってしまいます。
仕事は作り出そうとすれば、いくらでも仕事を増やす事ができます。
でも納期や予算の兼ね合いで、できる事とできない事を切り分けて考えなければなりません。
仕事をどんどん片付ける人は、抑えるべきポイントを見極める能力に長けています。
その為、必要なポイントにしっかり力を注ぐ為、ミスやトラブルが発生しないのです。
仕事が溜まる人は、抑えるべきポイントが見極められず、本当に必要な仕事に力を注げていません。
その為、ミスやトラブルにより手戻りが発生し、仕事を増やしてしまっているのです。
仕事をどんどん片付ける人は、完璧主義に陥りません。
その仕事が80%の成果を求められているのであれば、そこをターゲットに最短ルートで仕事を片付けます。
仕事が溜まってしまう人は、80%の成果を求められているのに、100%の結果にこだわってしまい、無駄な時間を使ってしまいます。
仕事をどんどん片付ける人は、仕事の成果を80%から100%に上げる為には、相当な労力が必要な事を理解している為、そこに無駄な労力を使わず、その労力を他の事に使っているのです。
本当にちょっとした仕事の仕方の違いなのですが、仕事の成果としては大きな違いが出てきます。
仕事を溜めると周りの人にも迷惑をかけてしまう事になりますので、できる限りスムーズに処理できるようにしたいものですね。