最近は、PCだけでなく、スマホやタブレットといったデバイスが多くなり、webサイトもそのようなデバイスに対応するサイトが多くなってきています。今は技術も発達し、レスポンシブデザイン(PC・タブレット・スマホなどすべてのデバイスに対応したデザイン)で制作するサイトも多くなりました。ただ、一般の人にはわかりづらいですが、レスポンシブデザインのように見えて、実はレスポンシブデザインではないサイトというのもよく見かけます。
レスポンシブデザインとは、1つのソースコードでデバイスに応じて表示を切り替える設計がされています。ところが、レスポンシブデザインと言いながら、実は一部のスマホサイトにしか対応していないサイトもよく見かけます。このようなサイトは下記のような特徴があります。
■レスポンシブデザインではないサイトの特徴
①一部のスマホでは正しく表示されるが、解像度(画面幅)の違いで正しく表示されない
②スマホを横に傾けると正しく表示されない。画面はみ出しがあったり、横にスクロールしないとすべての内容が見られない
③タブレットで見ると正しく表示されない。PCサイトと全く同じデザインだったり、画面はみ出しがあったり、横にスクロールしないと見られない
④タブレットでもスマホと同じ表示となっている。タブレットの方が横幅が広いため、スマホのデザインを無理やり表示しており、見辛い
このようなサイトは、一見するとスマホ(縦表示)に対応しているので、レスポンシブデザインで制作されているように見えるかもしれませんが、実はPCサイトとスマホサイトの2つのプログラムを作りわけているだけのサイトになっている場合が多いのです。
上記のようなPCサイトとスマホサイトの2つを作っているサイトの場合のデメリットとして、
・PCサイトとスマホさいとを制作しているので、無駄な制作コストがかかる
・サイトを更新する際、2つのサイトを更新しなければならない
・デバイスによっては正しく表示されない
・SEOとしてもマイナス
という点が挙げられます。ですので、今は本当の意味でのレスポンシブデザインでの制作が重要になるのです。レスポンシブデザインで制作することによって上記の問題が解決し、
・一つのプログラムで制作するので、コストが安い
・一つのプログラムで制作され、サイト更新の手間が省ける
・すべてのデバイスで見やすく操作しやすい
・SEOとしてもプラス
というメリットが享受できることになります。
前者のようなPCサイトとスマホサイトという2つのサイトを制作している制作会社は、古い技術のまま制作をしていることが多いです。サイトを制作する際は、本当の意味でのレスポンシブデザインで制作してくれる制作会社なのかどうかを見極め、サイト制作実績を事前にしっかりと確認することをオススメ致します。
Web技術は常に進化しています。その進化している技術を使ってサイト制作している制作会社を選択するのが良いかと思います。