少し前までは、ウェブサイト制作の中で「レスポンシブデザイン」、「スマホ対応」という言葉が出ていましたが、今はそういった言葉はあまり聞かなくなりました。なぜかというと、「レスポンシブデザイン」で制作するのは当然であり、スマホで見やすくないサイトの方が珍しい状況になっているからです。そして、これから先はもっとスマホを意識した制作の流れになると思います。
具体的にいうと、今は、
まずPCのデザインを検討し、それをスマホではどのように見せるのか
という流れで制作をしているケースが多いと思いますが、これからは
まず、スマホのデザインを検討し、それをPCでどのように表示させるのか
という流れで考える状況になってくると思います。すでに一部サイトではそのような制作になっていますし、今後もますますこのような傾向が強くなると思います。
Instagram、Twitter、FacebookなどのSNSと連携しているようなウェブサイトにおいては、特にモバイルファーストでの制作を考えるべきです。SNS自体がモバイル中心のサービスになっている為、そのユーザーをターゲットにしているのであれば確実にモバイルでの見栄えを最優先に考えるべき状況になっていると思います。
少し前までは「スマホにも対応」という考え方があり、スマホはついでに対応するという状況でしたが、今は「スマホベースで考える」状況になってきていますので、制作者もこの点を意識したデザイン・コーディングを行う必要がありますね。