人でも商品でも同じ事が言えますが、同じような事ができる人、商品は多いと思います。そのような人、商品である場合、購入する側(お客様側)からすると、
同じような事ができるのであれば、どれでもいい(誰でもいい)
ということになります。そうなれば、差がつくのは金額だけということになってしまいますので、安い商品(や人)を選ぶという流れになってしまいます。よくみられる光景として、家電の比較サイトなどです。家電の比較サイトは、「いかに安いか」だけで、その商品を買う店が選択されています。
このような状況は、購入する側(お客様側)の立場で考えれば、特に問題ありませんが、販売側(売る側)の立場からすると、金額を落とす事ばかりに意識が行ってしまいますので、どんどん疲弊していきます。ただ、他の商品との差別化ができなければ、このようになってしまうのが現実です。
そして、人が関わる仕事においても同じ事が言えます。誰でもできる仕事は、どんどん価格が安くなり、希少価値の高い仕事をする人だけが適切な価格で仕事ができる時代になっていきます。
だからこそ、「自分だけができる強み」を作る事が大切になります。もちろん、その強みは購入する側(お客様)が求めているものである必要がありますが、そのような強みを持つ事で、他の人にはない「商品」「仕事」ができるのだと思います。
「自分だけの強み」というと、少しハードルが高いように思いますが、まずはちょっとした事から始めてみるのが良いと思います。例えば
・仕事のスピードが早い(いつもすぐにやる)
・言われた事だけをするのでなく、+αの仕事もする
・より良い仕事にするための提案をしてみる
などです。これらは単発ではあまり良い成果が出せなくても、「継続的にやってくれる人」というのは、ひとつの強みになるように思います。
このような強みを持つ事がこれからの仕事ではとても重要になってきますので、誰でもできる仕事だけをするのではなく、「自分の強みが持てているか?」「自分の強みを持つにはどうすべきか?」を常に意識しておくことが大切ですね。