勉強でも「基礎」と「応用」というのがありますが、仕事でも「基礎」と「応用」の考え方がとても重要になります。仕事では、まず「基礎」を学ばなければ、何もできない状態ですので、「基礎」を学ぶことは大切ですが、ある程度、経験を積んでからは、「応用」が求められます。
仕事での「基礎」と「応用」の考え方ですが、
・「基礎」は決められた仕事・課題に対して、決められた結果を出す
・「応用」は未経験・イレギュラーな仕事に対して、結果を出す
と言えるかと思います。つまり「基礎」は、経験のある仕事や、決められた仕事であるのに対して、「応用」は、未経験の仕事や課題と考えられます。
「基礎」は、すでに結果が見えていて、そこに向けて作業をすれば解決しますが、「応用」は、「自分で考えて解決する力」が必要になります。これは、決められた仕事をしているだけでは、絶対に磨かれない力と言えるように思います。
それでは「応用力」を磨くためにどのような事をすれば良いでしょうか。具体的には3つのポイントがあります。
①「基礎」をしっかりと身につける
「応用力」は複数の「基礎力」の集合であるケースが多いです。「基礎」をしっかり理解していると、それぞれを結びつけて「応用する力」になる場合が多くあります。
②課題や問題を人に聞くのではなく、自分で解決する
何あった時に、人に聞いてばかりの人は、「応用力」が磨かれません。自分で調べたり、試行錯誤する事で、「課題を解決する力」が付き、それが応用力のアップにつながります。
③新しい事に取り組む
「応用力」は、未知なる経験を解決する力である事が多いです。そのためには、場数を踏んで、「新しい課題や問題」が発生しやすい環境に身を置く事で、解決する力=応用力が徐々にアップしていきます。
「応用力」がない人は、決められた仕事しかできなくなり、自分の仕事の幅を広げる事が難しくなりますので、「応用力」を身につけて、自分自身を成長させていきたいものですね。