プロジェクトを進めていると、「ダラダラ」しているプロジェクトと、「ピシッ」としているプロジェクトの2つがあるように思います。同じように計画を立てて、実行しているにも関わらず、同じ仕事とは思えないほど、プロジェクトの状況が異なる場合があります。
その理由は多くありますが、大きなポイントとしては、下記の3つが影響しているのではないかと思います。
①スケジュールがしっかりしている
ピシッとしているプロジェクトは、全体スケジュール、各作業のスケジュールが関係者間でしっかりと共有されており、それぞれの担当がスケジュールをしっかり遵守しています。また、管理者も各担当者のスケジュールを管理、状況把握をしっかり行っています。
②やるべき仕事、終了した仕事、残っている仕事が明確
全体の仕事がどれだけあって、今はどれが終わっていて、残った仕事がどれだけあるのか。「ピシッ」としているプロジェクトは、これらが常に可視化されています。反対に、ダラダラしているプロジェクトは、いつまで続くのか、どこで終わりなのかが全く見えない状況である事が多いです。
③予算と作業範囲が明確
「ピシッ」としているプロジェクトは、「ここまでの仕事でこの予算」という部分が明確です。そのため、ダラダラと続くような仕事にはなりません。追加で仕事をする場合は、追加の仕事に対しても「明確な作業範囲と予算の認識合わせ』が行われます。ダラダラしたプロジェクトは、仕事の範囲と予算があいまいなため、ズルズルと仕事が延びてしまうケースが多いです。
このように、「スケジュール管理」、「タスク管理」、「コスト管理」がしっかりしているプロジェクトは、「ピシッ」としていますし、これらができていないプロジェクトは、「ダラダラ」したプロジェクトになるケースが多いです。
きちんと押さえるべきポイントを理解して、「ダラダラプロジェクト」にならないように意識していきたいものですね。