プロジェクトマネジメントで陥りがちな内容として、
「部分最適」の判断をしてしまう
という事があります。「部分最適」とは、
ある一部にスポットを当てると、最適なのですが、全体で見ると、最適ではない事
と言えるかと思います。
このような「部分最適」な判断がプロジェクトマネジメントにおいては、リスクや無駄作業を発生させてしまいます。
例えば、Web制作において、デザイナー出身のマネージャーがプロジェクトマネジメントをする際に、デザインの事ばかりを気にした判断をしてしまい、コーディングなどの事情を一切無視した判断をしてしまうようなケースがあります。
こういう判断は、デザインチームにとっては良い判断かもしれませんが、コーディングチームにとっては、工数増大、リスク増大といったマイナスの状況となり、全体として考えると、マイナス判断だという事が多くあります。
このようにプロジェクトマネジメントは、「部分最適」の判断ではうまくいきません。必要なのは「全体最適」の判断なのです。
プロジェクトマネージャーは、色々なチームから要望や意見を聞き取り、それを踏まえた上で、
プロジェクト全体にとって良い判断はどういったものなのか?
という視点、意識で判断すべきです。
そのためには、狭い範囲で物事を考えるのではなく、視座をあげ、視野を広く持つことが大切になります。
プロジェクトマネージャーの「全体最適」の判断が多くなればなるほど、プロジェクトは円滑に回っていくのです。
いかがでしたか。プロジェクトマネジメントにおいては、「部分最適」と「全体最適」の考え方をしっかりと意識して、最適な選択、判断ができるようにしていきたいものですね!