ディレクターやマネージャーなど、仕事の依頼者と制作担当者のあいだに立って、仕事を進めていく立場の人が意識すべき点は、
自分自身で依頼内容や仕事内容の良し悪しを判断する
ということです。例えば、
・依頼内容がわからなければ、自分の判断で質問する。
・仕事内容に問題があれば、自分の判断で指摘する。
このような事を、ディレクターやマネージャーなどの判断として行うことが大切だと感じます。
これらをせずに、伝書鳩のように、
依頼者からの依頼内容を、担当者に連絡する
担当者からの作業内容を、依頼者に報告する
という事を行っているようでは、ディレクターやマネージャーが存在する意味がありません。
むしろ、あいだに入って、時間がかかる分、マイナスとも言えるかと思います。
ディレクターやマネージャーとして、あいだに立つのであれば、仕事内容に対して、しっかりと「フィルタをかける」ことが大切です。
「フィルタをかける」とは、良し悪しを判断するということです。
自分自身が依頼内容や仕事内容を理解し、正しく仕事が遂行できるようなチェックをせずに、内容をそのまま相手に伝えるだけであれば、伝書鳩になってしまいます。
そうではなくて、「伝えるべき内容とそうでない内容」や「確認が必要な内容とそのまま連絡して良い内容」など、自分自身でしっかりと判断することが大切です。
「時間がない」などの理由で、このような事をおろそかにすると、後から問題や手戻りが発生してしまいます。
プロジェクトを円滑に進める役割というのは、的確な指示と的確な報告がとても大切になりますので、ディレクターやマネージャーの立場の人は、
自分自身がフィルタ役
だという意識を持って仕事をするのが良いですね!