人に何かを質問する時に、その人の能力や配慮が伺えるように思います。
多くの人が陥ってしまう質問として、
①よく考えずに質問してしまう
②少し調べればわかることでもすぐに質問してしまう
③どのような回答を求めているのか自分で理解せず質問してしまう
などがあります。こうした質問をしてしまうと、回答者に無駄な時間を使わせてしまったり、質問者と回答者のやり取りが増えてしまったりして、スムーズなコミュニケーションができなくなる事が多いです。
特に混乱してしまうのは、
質問者が「何を知りたい」、「何を聞きたい」が明確でないまま質問してしまう
ケースです。これは回答にたどり着くまでの時間がとても長くなってしまいます。
質問者は、相手に質問する前に必ず意識しておくポイントがあります。それは
・現状がどのような状況なのかを自分でしっかり把握していること
・質問内容と求める回答がどのようなものかを理解していること
です。この2つをきちんと理解した上で質問する事ができれば、相手に伝えるべきポイントを伝えた上で質問できますので、回答をもらえるまでの時間が短くなります。
回答までの時間が短くなれば、相手の時間と自分自身の時間を節約できますので、効率が上がります。
反対にこれらを理解していない場合は、回答者側に状況説明もできず、何を知りたいのかも明確にならず、押し問答が続いてしまう状況になってしまうのです。
このように質問をする場合は、事前にしっかりと状況を把握して、「何を知りたいのか」、「何を聞きたいのか」を明確にすることを意識することが大切なのですね。
質問したい事があると、すぐに相手に聞いてしまいがちですが、まずは自分自身で状況と質問内容を理解した上で、相手にしっかりと伝わるような質問をしていきたいですね。