仕事では試行錯誤しながら、改善や問題対策をする事があるかと思います。
例えば、長時間残業が問題になっている状況で、「長時間残業を無くす」ために、色々な試行錯誤をしているとします。
そのような場合に、
・ある仕事のやり方を変えて業務効率を上げる
・ある仕事をするのをやめる
など、色々な案を検討して、長時間残業を無くすための対策を考えるのは良い事だとは思いますが、その前に大切な事があります。それは
仕事のボリュームに対して、正しい計画や人員が揃っているのか?
という事です。
そもそも、スケジュールに無理があったり、人が明らかに足りなかったりすれば、1人あたり(1日あたり)の負荷が上がり、長時間残業になってしまうのも当然ですよね。
もちろん、そのような状況で、業務効率を上げたりする事で、多少改善をする事も良いのですが、このような対策では根本的な解決にはなりません。
上記の場合にすべき事は、
必要な人員を揃えて、正しい計画を立てる
事なのだと思います。つまり、根本的な原因を正しく見極めて、そこを対策しなければ、良い結果は出ないということですね。
当たり前のことだと思うかもしれませんが、この「根本的な原因を把握する」という事をせず、上辺だけの対策をしてしまう場合が多くあります。上記の例で言えば、
・スケジュールは決まっているから仕方がない
・人は足りないのは仕方がない
という感じで、元の原因は「仕方がない」としてしまう事です。
根本原因に目を瞑ってしまうことで本当に必要な対策が取れなくなってしまうのです。
問題対策の経験がある人であればわかると思いますが、問題というのは、「根本的な原因に対して、対策を打たなければ良い結果が出ない」ものです。
だからこそ、根本的に間違っている状況があれば、そこをまず改善すべきなのですね。
問題対策は、大元である根本的な原因に対して、対処する事を意識していきたいものですね。