仕事でも学習でもそうですが、多くの人は何かを始めたり、取り組んだりする時に、「やること」に意識がいってしまう事が多いように思います。
もちろん、「やること」を明確にすることは大切なのですが、それだけでは次から次へと「やること」が増えていってしまいます。
時間も限られているわけですから、次から次へと「やること」を積んでいく考え方だけだと、時間が足りずに、結局、すべてが中途半端になってしまうという事も起こってしまいます。
1日の時間は24時間しかありませんし、他にもたくさんの「やること」があります。
そんな中で、「新しいやること」が発生したら、それをただ追加していくという行為は、一見正しいように見えますが、あまり良い方法だと言えないように思います。
大切なのは、「やること」を正しく実行できるようにする事です。
そうなると、限られた時間の中で実現するためには、「やること」と合わせて「やらないこと」「捨てるべきこと」も意識すべきだと感じます。
仕事も学習も優先順位に則って行うものです。
優先順位の高い「新たなやること」が入ったのであれば、優先順位の低い「やること」は、「(少なくとも今は)やらない」という判断をすることも大切になります。
もちろん、どちらも適切にできるのであれば両方やれば良いと思いますが、そうでないのであれば、やらない判断を下す事が重要なのだと思います。
また、「新しいやること」の中でも、「やること」と「捨てるべきこと」を分けて考える必要があると思います。
例えば、プログラミングの学習をする際に、全てのプログラムを学習する人は少ないと思います。
自分にとって必要なプログラム言語はなんなのか?
その中で学習する部分と必要ない部分がどれなのか?
を考えて、自分にとって不要な部分は捨てる、少なくとも後回しにするという判断をすべきかと思います。
このような考えで、大きな意味での「やること」を細かく切り分けて、「やること」と「捨てること」を切り分けていくことで、「本当にやること」だけに注力できるようになるのだと思います。
限られた時間の中でパフォーマンスを最大限にするためには、「やること」と同時に「やらないこと」「捨てるべきこと」を明確にする事を意識していきたいですね。