昔はよく「仕事は苦労するもの」、「しんどいからこそ仕事だ」と言われる時代もありました。
努力と根性が美徳とされ、そのような仕事の仕方が評価される事も多かったかと思います。
ただ、このような考えだけで仕事を進めていくと体も疲弊しますし、気持ちも前向きに働き続けることは出来ません。
今はテクノロジーが発達したこともあり、かなりの労力がかかっていた仕事が、簡単に、そして楽にできるようになりました。
このような時代に、あえて「苦労するような仕事の仕方」や「不必要なしんどい仕事の仕方」は必要はないと思います。
楽なやり方でうまくいくのであれば、そのような方法を取るべきですし、できる限り労力をかけずに仕事ができるに越した事はありませんね。
年齢を重ねてくると、「昔の自分と同じ苦労を若い人にも経験してもらいたい。」と思ってしまう人がいるかもしれません。
ただ、昔と今は状況が違い、仕事の仕方は日々進化しています。
そのような状況では、その時にあったやり方で仕事をしていく方が、スムーズに仕事が進み、生産性も向上するものです。
苦労やしんどい事をやるという前提にしなければ、仕事がとても楽しくなると思います。
苦労という「負の要素」がなくなり、純粋に仕事を楽しめる事が多くなるからです。
そのような仕事の仕方をしていると、自然と仕事に対して前向きになりますので、仕事の成長も早くなります。
そうなると、自分自身の成長も楽しめるようになり、それが原動力となってさらに仕事が楽しくなる。
このような良いスパイラルが生まれてくるのだと思います。
「苦労」や「しんどい」が前提となっている仕事ではこのような良いスパイラルにはなりません。
やはり仕事は楽しくできるような環境づくりが大切であり、そのような環境こそが個人のスキルアップに最も良い影響を及ぼすのだと感じますね。
苦労を前提にした仕事のやり方から脱却し、仕事を楽しめる環境づくりができるように日々意識していきたいものですね。