仕事ではミスがつきものだと思いますが、ミスをした時の対応はとても重要です。
大失敗をしてしまった時には、原因を探り、対策を徹底して再発防止に努めるという事をやっているかと思います。
ただこのような大失敗ではなくて、小さなミスをしてしまった時はどうでしょうか。
「次は気をつけよう。」という感じで、サッと流している事が多いのではないでしょうか。
実はこのような小さな失敗をした時に、しっかりと対策を取っておかない事が大失敗に繋がるケースが多いのです。
初めて行う仕事はだれでも慎重に行うものですが、慣れてくると徐々に、あまり慎重に行う事なく仕事を進めてしまう事があると思います。
そういった時に、「ミス」は起こります。
ここまではほとんどの人が経験しているかと思います。
ただ、ここから大失敗につながってしまう人とそうでない人には、決定的な違いがあります。
それは小さな失敗に対して、「危機感が持てるかどうか」という点です。
小さな失敗は、大きな問題にならない事が多いので、あまり気に留めない人もいるかと思いますが、多くの人はこの次に大きな失敗をしてしまい、そこで初めて「危機感」を持ちます。
ところが、危機意識のある人は、小さな失敗をした時点で、その先の大失敗をイメージできるため、初回のミスで危機感を持つようになります。
そこで対策を考え、実行するため、大きな失敗にはならないのです。
ミスは誰でもするものです。
だから、ミスをする事自体は問題ではありませんね。
ただ、ミスをした時の意識や対応はとても重要になります。
ミスをした原因をしっかりと調査したり、今後、同様のミスを発生しないように自分なりに仕組みを作る事ができる人とそうでない人は、その後の状況が全く変わってきます。
だからこそ、小さなミスをしている時に、しっかりと原因を分析し、対策を講じる事が重要と言えるのですね。
大きな失敗をしてから対策をする場合と、小さなミスの時に対策をする場合では、そこにかかる時間や工数も全く違ってきます。
(もちろん大失敗の後の方が時間も工数も圧倒的に消費します。)
ですので、小さなミスの時に、大失敗の目を摘んでおく事が仕事を円滑に進める上ではとても重要になるのですね。
小さなミスだと油断していると、いつか大きな失敗を起こしてしまいます。
小さなミスは大失敗の前兆だという意識で原因を振り返る事が大切ですね。