仕事はボール(宿題)の渡し合いです。オフィスワークであれば
①自分が担当している宿題をいち早く対応して、それを上司やクライアントに確認してもらう。
↓
②上司やクライアントはその内容をチェックし、修正点があれば担当者に連絡する。
↓
③担当者は修正内容を修正し、再報告する。
このような一連の作業において、一人一人の仕事が滞りなくスムーズであれば、あっという間に仕事が進みます。
ところが誰か1人でもボールを持ったまま止まってしまうと、その仕事は止まってしまい、仕事が片付くまでの時間がとても長くなってしまいます。
本来であれば1週間で終わるはずの仕事が1ヶ月、3ヶ月かかってしまうのはこういった事が原因である事が多いです。
つまり、仕事が遅くなってしまう原因は、ボールを持ち続けてしまう人がいて、その人が自分で仕事を止めているケースがほとんどなのですね。
だからこそ、自分に回ってきたボールは早めに自分の手から離すように仕事をすることで、周りの人に迷惑をかけずに円滑に仕事が進んでいきます。
仕事はいかにテンポよく進めるかが重要です。
もちろん品質が伴っている事は前提ですが、スピード感がない仕事は、全体的にダラダラモードに入ってしまい、仕事に関わるメンバーのモチベーションを下げてしまいます。
また、仕事がテンポよく進んで終わってしまえば、その仕事に関わるメンバーは、その仕事から解放され、頭の中からもその仕事を忘れる事ができます。
ところが、仕事が止まっている間は、常にその仕事の事を考えておかなければならないというデメリットもあります。
このように仕事が遅延する事で、様々なデメリットが出てきますので、仕事では常にスピードを意識しておく事が重要ですね。
だれでも常にいくつかの仕事を並走させているかと思います。
その中でも優先度が高い仕事、重要度の高い仕事が出てきますので、全ての仕事をすぐに行うというのは難しいかもしれません。
そのような場合は、仕事を誰かに依頼して助けてもらうなどして、スピード感が落ちないような対策も必要になりますね。
仕事ができる人は、このような負荷分散を行い、自分にボールが止まらないような工夫をしている事が多いです。
逆にボールがよく止まってしまう人というのは、本人は優先度、重要度の高い仕事をしているので、仕事をしている感があるかと思います。
ただその裏で、滞ってしまった仕事に関わるメンバーのモチベーションを下げているという事実にも気付く必要がありますね。
自分で仕事を止めてしまっているかな?と感じている方は、一度自分の仕事のやり方を見直してみると良いかもしれませんね。