学校の試験では問題があり、それに対する答えが用意されていて、その答えを求めるためのノウハウだったり、知識を勉強しているかと思います。
問題と答えの関係が、1対1となっているため、勉強の目的が「すでに決められた正解を探すこと」となっているケースが多いように思います。
ただ仕事では、勉強とは異なり、常に正解がひとつとは限りません。
仕事で課題や問題が発生した場合、対応策はいくつか出てくるものだと思います。
もちろんその中で、有効な対応策もあれば、あまり有効でないものもあるかもしれません。
ただ仕事では、まずそのようないくつかの対応策を出す事が重要となります。
試験のように、ひとつの答えを出す事にこだわるのではなく、「考えられる答え」をいくつも出す事が大切になってきます。
次のステップとしては、いくつかの対応策(選択肢)の中から最も有効な手段を決断する段階となります。
仕事では正解はひとつではない為、それぞれの対応策ごとにメリットやデメリットがあるのが普通です。
そういった条件がある中で、限られた時間やコストの中で最も有効と思われる対応策を取り入れて、それを実行していく事が求められます。
このようなところが学校の試験とは異なる点ですね。
単に正解を求めるのではなく、いくつかある(正解と思われる)対策案を吟味して、必要だと判断できる対応策を決断して、実行する。
これが仕事においてとても重要になります。
最も有効な決断をするためには、様々な情報や知識も必要となりますし、過去の経験も必要になるかもしれません。
この決断の精度を高める事ができれば、しっかりと成果になって現れるのだと思います。
こういった決断は、これからは大きな会社の経営者でも小さな会社の担当者でも同様に必要な能力になると思います。
適切な決断力ができる事が今のビジネスパーソンに求められる時代ですね。
仕事では正解がひとつではない。
そして、いくつかの選択肢から最も有効な決断をする事が、仕事ではとても大切ですね!