だれでもそうだと思いますが、急ぐと仕事の精度が落ちてしまいますよね。
いつもならしないようなミスをしてしまったり、やるべき仕事を忘れてしまったり。こういったことは急ぎの仕事が多ければ多いほど起こるものです。
でも、毎回同じような仕事で同じように急ぐ状況が発生してしまう事が多いですよね。
このような事を仕方ないと考えるべきなのかそれとも改善できるものと考えられるのかの違いによって、それ以降の仕事は大きく変わってくるものです。
急ぎの仕事というのは、納期が直前に迫っているケースがほとんどだと思います。
その納期に向けて「何としても間に合わせる」ことを求められるために急ぐのだと思います。
ただ、このような「納期に間に合わせるためにガムシャラに働く」ことだけしか考えないやり方では、毎回同じように急ぐ状況が発生し、その都度、トラブルが発生する可能性を高めてしまっています。
急ぐことに慣れてしまうと、急ぐ事が前提の仕事のやり方になってしまいます。
このやり方では、運がよければスムーズに終わるかもしれませんが、時に大きな問題が発生してしまい、それにより手戻りなどが発生するリスクを高めてしまいます。
そこで、急ぐ事を前提に考えるのではなく、急がなくても良い仕事のやり方を考える必要があります。
・リソース不足が原因であれば、リソースを確保する
・そもそもスケジュールが甘かったのであれば、リスク管理を強化して妥当なスケジュールにする
・割り込み作業が原因であれば、割り込み作業発生のリスクも事前に考慮しておく
もちろん、このような対策をしていても全てのプロジェクトが円滑に進むわけではありませんが、少なくとも、これらをやらないよりもよほど良い結果が出るものだと思います。
一番問題なのは、「急ぐ状況」が当たり前になってしまい、それを改善しようとしない事です。
「急ぐ状況」というのは、「イレギュラー状況」だという認識が必要なのですね。
できる対策はすべて行って、できる限り急がなくても良い状況を作り出す事が必要なのですね。