いくら記憶力の良い人でも、過去にあった経緯を全て記憶しておくことはできません。そして、人の記憶はあいまいなので、過去の出来事に対してもあいまいになっていき、そのうち、自分の都合の良いように解釈してしまうケースが多くあります。
ただ、そのようにあいまいな人同士での議論では、結局、「言った」「言わない」という話となり、正解もなく、あいまいなままになってしまいます。
そうした事を避けるためには、過去の出来事を「履歴」としてしっかりと残しておく事が大切になります。
・打ち合わせなどの議事録
・メールやメッセージの履歴
こうした内容がしっかり残っていれば、その当時にどのような認識合わせが行われたのかが明確になりますし、「言った」「言わない」のようなあいまいな議論は起こらなくなります。
人間の記憶や認識は「常にあいまい」だという前提を持ち、いざという時に不毛な議論をしなくて済むように、過去の出来事はしっかりと履歴に残す事を徹底していきたいものですね。