仕事では、相手を安心させるために、良い事を言う人もいるかと思いますが、こういった「耳障りの良い事」ばかりを言うやり方は、あまり良いものではないように思います。
もちろん、このような良い言葉は相手を安心させる事に繋がりますので、話した内容を完璧に実行できるのであれば良いと思いますが、仕事を行う中で、すべての内容を完璧に進める事ができない場合も多いです。
そのような可能性があるにも関わらず、常に良い事ばかりを言ってしまい、後から問題になるケースも多いのではないでしょうか。
最初は良い事を伝えていて、後から問題になるようでは良い仕事とは言えません。ただ、ほとんどの人がその場で良い印象を与えたいという理由で「耳障りの良い事」を言ってしまうのだと思います。
このような事が起こってしまう理由として、「仕事の完遂」が大切だという意識が働いていないのではないかと思います。
あくまで仕事は最終的な品質が重要であり、そこに向けた努力が必要になるのですが、「耳障りの良い事」を言うビジネスパーソンの多くは、「その場で相手に気に入られる事」ばかりを考えてしまっているように思います。
その場で相手に気に入られても、仕事の品質が悪ければ、すぐにその信用はなくなります。
だからこそ、仕事では「最終的な品質」を最も意識しなければならないのだと思います。
時には「耳障りの良い事」ばかりではなく、「相手がうれしくない事」もしっかりと伝えなければなりません。
「相手がうれしくない事」を伝えたとしても、「良い結果」に導くことができるのであれば、それは
最終的には相手にとってプラスになっている仕事
だと言えるのだと思います。
仕事は耳障りの良い事を言って、相手を気分良くさせるばかりではなく、「本当に相手の役に立つ仕事をする」という事を最重要と考えて、仕事をしていきたいものですね。