仕事をしていると、「失敗」というのは、起こってしまうものです。
ただ、失敗してもすぐに立ち直って、またチャレンジできる人と、失敗を引きずってしまい、なかなか立ち直れない人がいます。
このように、同じ失敗であっても人によって違いが出てしまうのはなぜでしょうか。それは
すぐに立ち直れる人とそうでない人は、失敗に対する考え方が違う
からです。つまり、同じ事象であっても、捉え方が全く違うため、すぐに立ち直る人とそうでない人が出てくるのです。
それでは具体的にどのような違いがあるのかをみていきましょう。
①失敗するのが当たり前だと思っている
すぐに立ち直る人は、失敗するのが当たり前だと思っています。失敗しないということはあり得ないという考えで仕事をしているので、失敗を日常として考えています。反対に、失敗すると立ち直れない人は完璧主義者の人が多いように思います。できなかった事に落ち込んだり、できなかった自分に腹立たしくなってしまうのです。もちろん、失敗の原因を調査して改善することは大切ですが、失敗によって必要以上に落ち込む必要はないのです。
②失敗ではなく、成功するためのステップだと考える
失敗だと思うから落ち込むわけですが、そもそも失敗というのは最終的な結果であって、成功するまでの過程だという考えを持つことができれば、失敗したという事象さえ、成功するためのステップだと考えることができます。例えると、ロケット開発などは失敗の連続です。でも、それが最終的に成功に向けた取り組みであれば、失敗ではないと考えられるのです。
③失敗したからといっても大した影響ではないと楽観的に考えている
ほとんどの失敗は、人生に大きなマイナスの影響を与えることはありません。それどころか失敗することで、成長することも多いです。すぐに立ち直る人というのは、常に「なんとかなる」という前向きな考えを持っているため、良い意味で楽観的にいられるのです。深く考えても解決しないことであれば、いっそのこと、楽観視することも大切だと思います。
いかがでしたか。失敗というのは、あくまで自分自身の考えであって、気持ちの持ち方ひとつで、その失敗という事象が全く別のものに見えてくる事もあるのです。大切なのは、1回の失敗で諦めることではなく、その失敗を糧にして、成功に向けたチャレンジをし続けることなのだと思います。